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専門家
かいごっちには、昔からよく世話を焼いて下さるご近所さんがいる。 このご近所さん、とくにお金持ちというワケではないんだけど、お子さん達も独立して家庭を持ち、わりと悠々自適な暮らしをしてらっしゃる。 かいごっちは、わずかな年金受給のみなんだけど、通帳をそのご近所さんに預けて、家賃の支払いとか諸々全面的に任せてる。 年金だけでは家賃と光熱費だけですっからかんになるんだけど、いつの間にか2万3万手元に持ってたりする。 どうやら、ちょくちょくそのご近所さんからお小遣いをもらってるみたい。 そんな中・・・。 こないだ木曜日に具合が悪くて寝てたら、昼過ぎにかいごっちが一人で出かけたのに気付かなかった。 あとで分かったんだけど、どうやら前日にお小遣いゲットしてパチンコに行く気満々だったらしい。 そんなことも知らずにノホホ〜ンと寝てたら電話が鳴って目が覚めた。 また何かの勧誘の電話かと思ったら、なんと救急隊員だと。 かいごっちが道端でコケたらしく、通行人の方が救急車を呼んでくれたらしい。 駆けつけた救急車の中で家の電話番号は言えたみたいで、連絡が入ってきたという次第。 それはともかく、たまたま仕事を休んでたのが幸いだったのか、そのまま救急車に同乗して搬送先の病院へ急行した。急行したとは言っても搬送先が決まるまでにはゆうに15分くらい経過してる。つい先日もかいごっちが吐きそうだから救急車を呼べと言うのでお世話になったんだけど、救急車というものは呼んでから到着まではものすごく早い。だがしかし、搬送先が決まるまでは相当な時間を要するものだ。おそらく所見で対象の状況がいわゆるトリアージ的に高いかどうかで変わるかもしれんのだろう。 なにしろ搬送先が決まったと思ったら、つい先日お世話になった病院だった。 右眼窩打撲でものすごい腫れがあり、ちょっとした擦り傷もある。 頭を打ってるのでCTを撮ります、と説明を受け、待機。 数分後に戻ってきたら、なんとCTがメンテ中で使えない! そんなんですかぁ。 で、どーしたらいいでしょ? 明日の朝には使える? 明日外来で出直すか一晩入院するかの選択ですか? それ、二択じゃなく入院の一択ですよね〜。 見た目はお岩さんみたいになってるし歩くこともできなくなってるし頭打ってる老人を自宅で見守るなんて無理だよ。 ベッドが個室しかない?あぅあぅ・・・まあ、そんなこと気にしてる場合じゃねえし。 大ごとになる可能性を考えたら入院決定だよ。 まあ、そんなこんなで翌朝9時にCT撮って検査結果を待ってたら13時に医者がきた。 骨には特に異常なし。心配ならこのまま入院されるもよいけど退院されても大丈夫だろうと。 はあ、じゃあ引き揚げよう。個室で何日も入院させるほど余裕ないし。 では、念のために来週経過を診ましょうということで、今日外科で診察を受けた。 ご近所さんがクルマで送迎してくれてホントたすかった。 退院の日も迎えにくてくれたし、感謝の極み。 で、やはり様子が以前よりおかしいということで今日の診察で話してみた。 先日は骨に異常はないということだったけれど、脳にはダメージないのですかと。 今日CT撮ったら、右前頭葉に脳挫傷アリ。 ・・・。 ・・・・・・・。 まあ、足取りもふらつくし記憶が混乱するし存在しないものが見えたり会話が成立しなくなったりしても不思議じゃないわな。 不幸中の幸い中の不幸は、怪我してるし内出血はあるものの手術が必要なほどではないが老人だから回復には時間かかりそうだし後遺症が残る可能性あり、といったところ。 ・・・どないやねん。 かくして、外科での診察から脳外科に移り、今後は通院にて経過を観察ということになった。 ひとつ疑念がわいてきた。 入院時のCTを撮った時、医師は「骨には異常はない」と言った。 おれもその時に「脳のダメージは?」って確認すれば良かったと今更ながら後悔してる。 ただ、頭打ってるんだから医師なら脳の異常も確認して当然だろうと思ってた。 だがしかし、今日の担当医は救急で対処した医師なんだけど、こちらから「脳は?」という話をするまでは骨のことにしか意識がなかった様子。 担当が外科だからしょーがないのかな? 当日は脳挫傷に気付かなかったのか、その時点では見えなかったのか、今更遅いけども。 これが脳外科担当の医師だったらどうだったんだろうなあ? 当日、脳のダメージまで確認してくれたんじゃなかろうかと。 救急で運ばれたときの運というのは、その時の担当医の専門にもかかわってくるのかな。 もちろん熟練度とか設備とかいろいろな条件も重なってくるんだろうけど。 でもなあ、まさか頭を怪我して運ばれた先でCTがメンテ中だとはね。その時点で不運だよな。 おかげで一泊して2日分の入院費(個室)を払うハメになって、もう笑うしかねえよ(泣)。 って、泣いてんじゃねえか(泣笑)。 まあ、これまでに認知症の傾向というか症状は明らかにあったし、それは段々進行していくもんだろうという覚悟はしてたけども、今後の状況次第では具体的な体制づくりにいろいろ行動を起こさねばならんのだろうというところ。 という記事を書いてる最中に何度も呼ばれたり食事の世話したりパンツ交換したり話し相手したりで、結局書きはじめてから3時間以上かかってるぜ。 チャン♪チャン♪ |
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